保険契約をそのままにして、死亡保障金額を任意で変更する方法の事を保険金額の増額・減額と言います。
生命保険に加入する時に、被保険者が死亡した場合の支払われる保険金を決めますが、
大きな転換期を迎えると、保険金額が大きく変動してきます。
子供が新たに誕生した場合は、未来(今後)の生活費や教育費が増える分、現在よりも厚い保障を掛けなければいけません。
子供が独立して、夫婦2人になった時も、子供が扶養に入っていた時の保障内容では過剰な保障になってしまいます。
家族構成やライフスタイルによって大きな変化があった場合は、保険金の増額・減額を行う事によって今の生活や未来(将来)の設計に見合う保障内容が保つ事ができます。
保険金の増額・減額の良い点
保険の解約や新規で契約を行なう事が無く、本当に必要な保障を確保できる事が、保険金の増額・減額の最大の良い点になります。
今の保険を解約して新規で保険を加入する場合は、手続きも色々あります。
そして、保険商品によっては十分な保険返戻金を受け取る事ができず、損をしてしまう事があります。
そして、新規に保険を契約すると新たに医師の診断や告知が必要となる場合があり、時には新規の保険契約を断られる事があります。
保険金の増額・減額をするだけなら保険の契約は継続となりますので、解約時の損は無く
面倒で手間がかかる解約・新規契約の手続きを行わなくて良いのです。
保険金の増額・減額の悪い点
さまざまな、メリットがある保険金の増額・減額ですが、デメリットも当然ございます。
保険金の増額をすると、その分だけ保険料の負担が増える事になり、家計を圧迫する事があります。
保険金の減額をすると、その分だけ保険料の負担が減りますが、途中で解約する時の受け取れる解約返戻金の金額が減ってしまいます。
保険見直しによって、あなたの最適な保障を常に保つ事ができれば一番良い事ですが、手続きが簡単なので、安易に保険の増額・減額をしてしまうと、思わぬ所でしわ寄せがくる可能性があります。
よく注意して確認しなければなりません。