現在加入している保険の積立部分を利用して、新たに別の保険商品に加入する事を保険の転換と言います。
基本的に現在加入している保険から新たな保険乗り換えをする場合は、保険の新規手続や保険の解約が必要となります。
保険の乗り換えが同じ保険会社の保険商品でも同様で、まずは今の保険を解約して新規で別の保険を加入する(契約)手続きが必要となります。
上記の作業(手続き)を一度に行えるのが保険の転換といいます。
別名で、契約転換制度とも呼ばれており、今加入している保険の解約返戻金を新規に加入する保険料の支払いにあてる事が大きな特徴となっております。
保険の転換の良い所
保険の転換のメリットは新規契約手続きや保険の解約手続きを簡単のできる事で新規契約の保険料金が通常加入するより安く済みます。
普通は、最初に今の保険の解約手続きを行って、そのあとに別の保険に対して新規契約手続きを行なう必要があります。
保険の転換は、保険会社に対して『保険の転換を行いたい』と保険会社に申し立てれば、新規契約と解約の手続きを一括して行う事ができます。
新規契約した保険に関しては、前の保険の解約返戻金が保険料として組み込まれる為、保険商品を普通に契約した時よりも総払込み保険料が少なくなります。
保険の転換は利用すべきか
現在は、保険の転換制度は各保険会社が多く取り入れております。
保険見直しの1つの方法としてお勧めをしています。
保険の転換を利用すると、手続きが簡単にできて無駄な手間が省ける事ができますが、あくまで解約手続きと新規契約手続きが同時進行できるだけで、保険の新規契約を行う手続きが無くなるわけではございません。
保険の転換には、医師の審査や告知は必要とされており、場合によっては保険の転換を断られる場合があります。
新規契約の後、保険料金は通常より安くなると上記で書きましたが、これは保険の転換前の保険解約返戻金を先に保険料金として払っている事と同じなので、トータル保険支払い金額は同じなのです。
元の保険解約返戻金を別の事で使いたい場合は保険の転換制度を使用せずに、普通に保険の解約と保険の新規手続をした方が良いでしょう。